富士山の麓、広大な自然に囲まれたグラベルコースを走るイベント「富士グラベル」。本格的なグラベルライドを安全に楽しめることで、近年注目を集めています。
今回は、小学2年生の息子とその同級生家族と4人でショートコース(約25km)に参加してきました。
正直、25kmのグラベルは小学生には厳しいのでは?という不安もありましたが、結果は――
「来年もまた出たい!」
正直、親としてはサポートが大変なところがありましたが、子供と一緒に楽しめるイベントでしたのでレポートします。写真を撮る余裕があまり無く文字ばかりですみません。
来年の富士グラベルの参加を悩まれている方の参考になれば幸いです。
事前準備:「小学生でも完走できる?」を主催者に確認
息子は普段からマウンテンバイクに乗っていますが、25kmのライドや坂道の登りの経験はほとんどゼロ。
「本当に完走できるのか?」というのが最大の不安でした。
そのため、事前に主催者に問い合わせをしてみることに。
返ってきたのは「ショートコースで、オフロード走行可能な自転車であれば、
そこで、ショートコースにエントリー。目標は“完走”。楽しみながら、無理なく安全に走り切ることを第一にしました。
ちなみにエントリーを申込開始当日に行っていたのでその時は気づきませんでしたが、エントリー初日で定員に達していたようです。
エントリーは当日中が必須ですね。
スタート直後からヒヤヒヤ!小学生には予想以上にハード?
前日は大雨、当日は分厚い雲と濃い霧がかかった状態でした。グラベルだし泥々になるのは楽しみの1つでもあるので、気にしないことにしました。というか、子供たちは全然気にしてませんでしたし、スタート地点は大人も子供もワクワクした様子でした。持ち物とか服装は記事の最後に書いておきます。
スタートしてしばらくは舗装された緩やかな上り坂。
息子は最初、元気にマウンテンバイクをこいで前へ前へと進んでいましたが、すぐに「疲れた〜」の声(笑)。
「先が思いやられる…」と思いながらも、励ましながら少しずつ前へ進んでいきます。
少しするとすぐに砂利道に入ります。大人の足ではまだまだ余裕ですが、子供は慣れない様子で大変そう。子供の自転車はタイヤも小さいし、そりゃキツイと思います。
ただ、高学年になれば一人でもいけそうだなぁと思いました。
小学生の参加は我がチームだけ!でもあたたかい応援が力に
周りを見渡しても、小学生の参加者はうちのグループだけでした。
そのためか、他の参加者の方やスタッフの皆さんがすれ違うたびに「がんばれー!」「すごいぞ!」と声をかけてくださり、子供たちはそのたびに笑顔に。
上り坂では、私が後ろから背中を押したり、ちょこちょこ休憩を入れたりしながら前進。
途中の下りでは、グラベルらしい自然の中の未舗装路を体験できます。
「スピード出すの怖いかな?」と思って見ていると、笑顔で風を切って走っていく息子たちの姿が。普段できない体験に、大興奮の様子でした。
最後尾でも大丈夫。スタッフの手厚いサポートに感謝!
我がチームは当然、常に最後尾。
でもそんな中、後ろからずっと付き添ってくださったスタッフさんが、本当に優しくてありがたかったです。
集団からは遠く離れ、かなーり遅くなってしまいましたが、「ゆっくりでいいですよ」「頑張れ!」と励ましてくださり、子供たちも安心して走りきることができました。
後半はエイドを越えたあたりから坂がきつくなり、勾配が5%を越えると足をついて自転車を押す場面も。
それでも「ゴールまで行くぞ!」と、気持ちは切らさず。ゴールではミドルコースの先頭集団?と同じタイミングでのゴールとなり、参加者の方からも息子たちに頑張ったねとお声がけいただきました。
最後まであきらめずに自分の力で走り切ったことを、心から褒めてあげたいと思います。
ゴール後のお楽しみ!飲食やアクティビティも充実
ゴール後は、大会会場のブースでプロテインの試飲があったり、たこ焼き・焼きそば・パンなどの食事を楽しんだりと、アフターも大充実!
さらに、子供たちは「バイク相撲」にも参加。
うちの息子は同級生と対戦してあっけなく敗退。多くの人に見られ「緊張した〜」と言っていましたが、貴重な経験になったようです。
同級生の子は大人と対戦して大健闘!周りの人に見守られながら、最後までがんばっていました。
「また来年も出たい!」子供たちのひと言に安堵
実は走っている途中、子供たちはかなりきつそうで、「これは来年出たいとは言わないだろうな…」と思っていました。
しかし、ゴール後に息子が言ったのは――
「また来年も出たい!」
親として、これ以上嬉しいことはありませんでした。
まとめ:親子で出る富士グラベル、最高の思い出になります
富士グラベルは、競技志向の人だけでなく、「家族で挑戦したい」「グラベルを安全に体験したい」という方にもぴったりのイベントです。
小学生には少しハードな部分もありますが、丁寧なサポート体制と周囲のあたたかい雰囲気のおかげで、安心して挑戦できます。
来年は「親子専用コース」や「子供向けにもう少し優しいルート」が用意されるとさらに嬉しいな、とも思いましたが、今年の体験だけでも十分な達成感と喜びが得られました。
最後に
気温は20度~25度くらい。服装は長袖ジャージにサイクリング用のハーフパンツにしました。子供はTシャツにハーフパンツ、下にスパッツを着用しました。特に暑くも寒くもなく丁度よい感じでした。
持ち物は子供たちの補給食多めです。プッチョ、ウィダーインゼリー、羊羮などを食べました。ポテトチップスも持ってましたが、そこまで休むわけにもいかず食べれませんでした(笑)
飲み物は、親子でアクエリアス500mlを3本分は飲んだと思います。エイドでも補給させてもらえました。
持ち物の参考になれば幸いです。